1 室内の温度が23℃で、相対湿度が60%のとき、
その空気は12.6(g/m3) の水蒸気を含んでいます。
2 外気の温度が0℃で、相対湿度が40%のとき、
その空気は2 (g/m3) の水蒸気を含んでいます。
3 気密のきれた部分があると、壁の中に水蒸気が侵入し、
多い方から少ない方へ移動します。
4 壁の中の温度は、断熱材の中で大きく下がります。
5 たとえば、断熱材の中の温度が10℃のとき、
その空気が含むことができる水蒸気の量は9 (g/㎥) です。
6 このとき、含みきれなくなった水蒸気
(12.6-9=3.6 g/m3 )が、結露となってしまいます。